新入社員の匿名ブログを暴いた

FPN-ニュースコミュニティ- 匿名ブログも実名ブログも、リスクはそれほど変わらない
を読んで私の経験を。

今春入社予定の学生の匿名ブログを暴いたことがある。私の勤め先に関するキーワードをGoogleで遊んでいたら、 「ここの会社に受かったぞ、ひゃっほう!」みたいなエントリーを見つけた。そのエントリーはグループブログで、とある仲良しグループが運営し ているものだった。
その「受かったぞ!」エントリーの著者欄には日本人のファーストネームらしき名前があり、そのファーストネームやグループブログの他エントリーを探っているうちに、本人の匿名ブログを見つけた。写真もあった。結構かわいい。
そこには、「セミナーでの講演内容に感激した!」ようなことが書いてあった。

入社前 にオフィスに来たその子に、「どうも初めまして、ところでこれはあなたですね」とノートPCにそのページを開いて見せながら聞いてみた。目を丸くして驚い ていた。初対面の先輩社員からこれをやられたら効くだろう。「入社前からみんなに知られているっていいことかもよ」と、とどめもしっかり刺しておいた。とは言え実際のところ、この匿名ブログの存在を知っているのはまだ3人ぐらいなのだけど。

別にその新入社員をそもそも知っていたわけじゃないし、ちょっとした切欠で(Googleで遊んでいて)見つけてしまった。そういうことってあるのだよね。
ちなみにその匿名ブログはこちら↓。人のプライバシーを暴きたくて、覗き趣味で、見る人よりもバレる人が悪いんだと自分に言い聞かせられる人は見て下さい。
do.rae.mon

ノートPC用の32GBフラッシュメモリ

サムソンがノートPC用の記憶装置として、32GBのフラッシュメモリを発表した。軽く、読み書きも早く、消費電力も少ない。

32GBあれば、OSなどのシステムが必要とする容量はカバーできる(かなりの余裕を持って)。データ保存は別にHDDを組み合わせればよい。

今後引き続きムーアの法則的に容量が増大し、容量あたりのコストも下がっていくだろう。来年当たりには64GBモデルが発表されて、32GBモデルは価格が半分になると。

公益通報者保護法の担当窓口って大変だな

公益通報者保護法施行によって、個人が組織に対して影響力を持つための武器が出来ると。4月の施行以降、内部告発が増えるかもしれない。場合によっては祭り化するケースも出てくるだろう。

日本生命事件みたいな内部告発が組織内で処理できるようになれば、組織も個人もダメージが少ないくなって良いのではないか。
しかし組織内で処理できなければ、次は行政やメディアに通報されてしまう。「組織内で処理できなければ、次は外圧で」みたいなことが正当性をもって行使される。その準備として、通報者は担当窓口とのやり取りを全て記録し(会話内容もコッソリ録音)、外部への通報の材料にするのだろう。

匿名を保った形で組織内の担当窓口に通報したらどうなるのだろう?その気になれば、複数の方法で匿名を保った方法で通報することが出来る。「対応が見られなかれば外部に通報する」という警告を付けてもいい。そうすれば、担当窓口は無視することも出来なくなる。
担当窓口は匿名性の保てるフリーメールで通報を受けたとしても、「正式な手続きではないので対応しません」と返信するわけには行かない。何しろ相手は(必要事項が満たしているのであれば)正当に、組織外に対して通報できるから。
窓口担当は匿名通報を受ける度に、真偽を確認せざるを得ない。内部調査をしたり、通報者の匿名性を保てる方法で通報者にインタビューしたりしなければならない。

 企業法務の第一人者で内部通報窓口の運用受託も手掛ける中島経営法律事務所の中島茂弁護士は「通報窓口を置いたものの、担当者が『電話が鳴ったらどうしよう』とビクビクしている企業もある」と指摘する。

 「これらの企業では窓口を単なる電話番としか考えず、そこに持ち込まれた通報や相談に対して適正な調査を実施し、是正措置を行うまでの一連のシステムを設計していない。社員が情報を与えても、解決できなければ信用を失い、通報が持ち込まれなくなる」

 公益通報者保護法の施行後は、社内の内部通報システムが十分に機能しない場合、一定の条件の下に社員がマスコミなどの外部に通報しても解雇などの不利益を被らないよう保護される。形だけの窓口設置では社員、社会の双方から糾弾されることになりかねない。

公益通報者保護法に備えよ(前編)/SAFETY JAPAN 2005 [特集]/日経BP社

担当窓口って大変だな。もっとも担当窓口だけではなく、この種の相談を受ける立場の人全てに当てはまるのだろうけど。

Reference:

花粉対策の杉伐採は、バランスの取れた人工林に作り直すチャンス

花粉症対策のために東京都が杉を伐採し植え替える。

今の杉林って戦後の住宅政策のために植林された人工林だったりする。その為、生態系を無視したバランスの悪い林なのだ。対策として、間伐など人の手を入れないと山単位で環境が荒れていく。しかし、建材の価格低迷で杉林の手入れが出来なくなって山が荒れる一方だ。

花粉を減らすだけではなく、バランスの取れた自然環境に戻すチャンスでもある。

学術誌を電子アーカイブ化

電子アーカイブで過去の学術雑誌を初公開(明治期からの日本の研究の探索が可能に)

 科学技術振興機構(JST)は3月24日、国内外の学術論文を公開するサイト「Journal@rchive」を3月27日にオープンすると発表した。当初は無料で利用できる。

 理学系、人文科学系、工学系など幅広い分野の学術雑誌52誌を、創刊号からスキャンしてPDF化。論文3万件、計約10万ページを公開する。全文検索機能を備えるほか、引用・被引用リンクも装備。ダウンロードやプリントアウトも可能だ。

ITmedia News:学術誌52誌をネット公開 湯川博士のノーベル賞論文も

論文が検索できるようになると、読まれるチャンス(発掘されるチャンス)も増えるので、書き手としてもうれしい限りではないの。

こういうのって、他の機関でも進めている電子インデックスも含めて横断検索できるようになるのだろうか?Googleが何とかしてくれるような気もするが。