ヒコーキ野郎ホリエモン

ホリエモンこと堀江貴文氏の逮捕を受けて、妖精現実からこの一文を思い出した。

ヒコーキ野郎たち

航空の草創期、ヒコーキに対する法律がまだちゃんと決まっていなかったので、どこかヨーロッパの片隅の田舎の国では「複葉機に乗って空を飛んだ」という間抜けな理由で逮捕されたヒコーキ野郎がいたかもしれない。空を飛ぶ行為の実行と動機が総合的に悪いのだ、などと変な理屈をこねられて。

そのヒコーキ野郎をめぐって、船舶や馬車に関する法律の条文をあれこれ引き合いに出して、やれスピード違反だ、交通法規違反だ、あーでもない、こーでもないと議論する法律家もいたかもしれない。(馬車産業の保護のためとか)

あるいは、大けがをしたり、死んだりして、「身から出たサビだ。空を飛ぶなど不条理なくわだてを」とあざ笑われたやつもいるだろう。

あるいはまた、夜に空を飛んだという理由で、「安全なんとか違反」で捕まったやつも、いるかもしれない。実際、夜間飛行で死んだやつもいるだろう。最初にやるやつは、少しばかで、無謀で、自分の直感だけを信じている。人はそれを批判して「そんなばかなことはぜす、こういう風にやればもっと安全だったのに」「こうするべきだった」「こうするべきでなかった」としたり顔で、ぞろぞろついてくる。「ばかだな、あんな大きな石につまずいて」先頭の者がやぶを開いたらから丸見えになった足下の石を指して笑う。でも、誰かが最初にやらなければならない。

歴史にはそういう面があると思う。

「無断コピー以外」を禁止するライセンス – fairyland.to

この文章はWinny開発者の金子勇氏の逮捕を受けて書かれたもの。次に続くホリエモン的企業家は今回の事件を教訓にして欲しい。有罪・無罪どちらに転ぶかに関わらず。

そもそも今回の事件の内容からして、堀江氏もしくはライブドアが法を犯してまで行う必要があったのだろうか?

Reference:

# 妖精現実のコンテンツは著作権、著作者人格権を放棄しているので、全文転載という形に近い引用とした。妖精現実について

# そういえば金子氏はどうしているのだろう?私も支援したし、気になる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です