歯止めの利かない人権擁護保護法案には反対します

ブロガーとしては厄介な法案が可決しそうです。言論の自由が侵されそうです。

人権擁護法案というこの法案が通れば、新たな権利団体が、裁判所の令状発行無しに出頭を求めたり、 証拠品の提示を求めたり、 立ち入り検査を行うことが出来るようになります。
このままではアニメや映画などの表現が萎縮し、当たり障りの無い作品しか生まれなくなります。また再びちびくろさんぼ絶版のようなことが起こります。
法案可決は早くて3/15です。

人権擁護 (言論弾圧)法案反対!:人権擁護法案について(デスノ風)

この法案は差別などの人権侵害を禁止するものですが「差別」を厳密に定義しておらず、また差別の「助長、誘発」 をも禁止しています。
これらの「人権侵害」があると疑われた場合、法務省の外局に置かれる「人権委員会」が調査を始めます。 人権委員会は関係者に出頭を求めたり、証拠品の提出を求めたり、立ち入り検査を行ったりする事ができます。
これらは令状請求の必要がなく、人権委員会の独断で行う事ができますが、協力する事を拒否した場合には処罰されます。
そして人権委員会に人権侵害と認定されると、当該行為をやめるよう「勧告」され、従わない場合には氏名等の個人情報を含む勧告内容が 「公表」されてしまうのです。
このような法案は、言論を萎縮させる危険性が極めて大きいと言わざるを得ません。また、「差別からの解放」を声高に叫ぶ一部の人達が 「調停又は仲裁の申請」を乱発し、そのせいで人々が「被差別者」全体に反感を持ち、かえって問題が悪化する事も考えられます。 言論の自由を守り差別問題の悪化を阻止するために、人権擁護法案反対にご協力をお願い致します。

アンチサイトからしか情報を得ていないので、私の意見は偏っています。そのような状態ですが、あえてポイントをまとめると、

  • 全国で2万人を上限とする人権擁護委員が活動(監視)する。
  • 人権委員会が人権侵害か否かを判断する。
  • 人権委員会構成員の採用基準がハッキリしていない。外国人でもなれる。
  • (警察とは違い)令状請求も無しに、調査が出来る。
  • 客観的な批判だろうとも、人権侵害として封殺される恐れがある。
  • 「差別的言動禁止規定」により、個人Blogもターゲットになりうる。
  • 差別利権団体の新しい道具となる。

私もブログでは、人の批判を書くこともあります。今のところ差別利権団体に対する内容は無いので問題ないのですが、将来的には判りません。

私は、歯止めの利かないこの法案には反対します。

参考:

#2005-03-14: FPNに投稿した